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Posted by ミリタリーブログ at

2017年11月04日

G&G L85A2 AFV:G&Gからの挑戦状

リアルで整備性もよく、コンパクトなL85AFVことL22A2ですがとんでもない不具合を持っています

ご存じ

セミオートが撃てない

原因はいろいろ考えられると思いますが、自分がおもうこの問題の最大の原因は、セクターギアと連動するカットオフレバー並びにスイッチの構造が独特で、セミオート時に通電しないデッドセクション(死電区間)が存在し、そこでセクターギアとピストンが停止してしまう事だと考えました。


またショップの人の話では、「スイッチのカットオフのタイミングが早すぎて発射できなくなっている」という情報を得ました。

そこでおなじみのGATEのMOSFETであるWARFETを組み込んでいきます
今回このMOSFETを組み込む理由は、上記の通りピストン停止位置を制御するためです

(GATE MOSFETについての以前の記事です:電動ガンに電子制御を:GATE WARFET導入 リンクはこちら


というわけで前回の続きです


ここからロアレシーバーからメカボを外していきます

上下に分割できるので、ピストン回りとスイッチ及びギア周りの調整を分けて行うことができます。
なにより簡単にギアの位置を確認できたということが今回の加工をしていくうえで大いに助かりました。



そして要のMOSFETはグリップとマガジン部の間のロアレシーバーにスペースがあるのでそこに収納します。
収納場所も確保できたので次に進みます。




スイッチです
そして緑丸の部分のカバーを外すとこのようになってます




まるで囲った部分がメインのスイッチなのですがそれに加えて、もう一つの電極があります


通常無い3つ目の接点の存在意義を10秒ぐらい考えたのですが特に思い当たる節が無く、とりあえず組んでみてダメだったら考えよう作戦で行きます。という訳で内側の部分(緑色の部分)2つにFETスイッチの信号線を付けていきます。

ちなみに後に得たツイッターのフォロワーさんの情報では電動ガンのカスタム屋に持ち込んだL85も第三の電極はオミットされ、通常の電動ガンと同じような2接点方式に変更されていたそうです。


次に19歯のセクターギアをフルオート速度向上のために、普通の電動ガンの15歯のセクターギアに交換しました


モーターへの独立した配線もテフロン加工のものに変えていきます。モーターも変えたかったんですがひとまず純正品でテストします
(写真は試運転のものなので、普通の配線でやってます)




ここでMOSFETのWARFETの設定で、通電時間をスイッチカットオフ後にも延長させるプリコッキングで設定し、ギアが正確な位置で止まるようにアクティブブレーキを作動させてテストしてみました。毎度おなじみ自分のツイッターからでスイマセン

観て分かる通り毎回同じ位置でギアが停止しているのが分かると思います。



次に組んでからの動画がこちらになります
ピストン停止位置を弄れるので、ピストンが後退位置で停止しているのが分かると思います






このようにしてセミオートの不調は極端な低電圧下を除いて発生しなくなりました。最新型の電子制御機構に比べたらカットオフを検知するだけの外付けMOSFETですが、その搭載機種を選ばない高い汎用性によってG&G L85の持病のセミオート不調を克服する事が出来ました。

ちなみにフルオート時はピストン停止位置の制御ができないため、死電区間でギアが停止してしまうとセミオート作動不良が起きてしまうことがたまに起こってしまいます。この解決策はフルオートをバースト設定する事でフルオートの通電時間を制御する事によってピストン位置を調整し、フル→セミへの切り替え時のセミオート不調をほぼ0にする事が出来ました。

セレクターの位置的にそんなに頻繁に切り替える事も無いような銃かと思いますが、新しいアイディアが思いつくまでこの方法で対策出来ると思います。
  
タグ :L85A2L22A2

Posted by MAF at 22:14Comments(0)G&G L22A2

2017年11月03日

G&G L85AFV:ちっちゃなちっちゃなアサルトライフル

今回は久々にてっぽうーを買いました

「G&GのL85 AFV」になります。




商品名はL85AFVとなりますが英軍内ではL22A2という名称で採用され、AFV(装甲戦闘車両)モデルとありますが、車軸ドライバーやヘリパイに加えて近接戦闘を行う臨検部隊や戦闘が主任務でない部隊にも配備が進んでいます。

銃自体の印象としては、英軍装備でなくてもこのくらいコンパクトなライフルは珍しく、また質感もかなり良いので、調整さえ済ませればサバゲー用武器として使えるのではないのでしょうか?という感じです。

L85というと鈍器だとか、銃剣がメインだとか不名誉な称号が多々ありますが、現在は(当時)英国企業のH&Kの手による改修され現在は他国の銃なみになったとのことです。


で電動ガンの方はどうなのかというと、実銃の癖を引き継いだのかなかなかの曲者です
例えばセミオートが撃てないとか、ピストンがPSG1様だったりとかいろいろとぶっ飛んでいますw
今回の記事は内部ではなく外装面について触れたいと思います。


まずはこの短さですwなんというゲテモノ感!
全長は約58cmでイメージ的にはストックを伸ばしたMP7と同じぐらいです

比較にVFC MP5と並べてみます




素材は上下レシーバー共にスチールプレスで出来ており、剛性は一部(後述)を除いてしっかりとしています。




またこの銃にはSUSATというスコープが付属します
(帽子のつばにリアサイトが当たって気になるので、写真だと外しちゃってます)






倍率4倍のスコープでオベリスクという独特なレティクルをしています。
ちなみに先端が赤く光ります





またこのSUSATにも癖があり、アイリリーフが極めて短いので、本当にゴーグルを押し付けて覗く感じになります。

ここで思うのがなぜこんな短くてCQB向きな銃にスコープなんか付けたのかって思います。サバゲではダットサイトを載せて使ってやろうと思うのですが、この銃のレイルも独自規格です。
この20mmだけどピカティニー規格じゃないっていう曲者ぶりw他社のL85が19mmレイルなのでそれとも互換性は有りませんw




レシーバー周りです
ブルパップなのでリロード操作には慣れが必要です。
なおこのL85のマグキャッチの形が悪いのか、マガジンを選びますので一回外してちょいと削って形を整えましょう

セレクターは、Rがセミオート(撃てないけど)でAがフルオートになります
セレクター近くのこの刻印、なんとかならないのかな…




反対側にはコッキングレバーがあります
L85A1→A2改修で一番目立つのはこの部分になります。薬きょうを前に弾き飛ばすためこんな形になったとか
そうそうこの銃にはブローバック機構が付いてます




また一番後ろまで下げて、このレバーを上げるとボルトストップも掛かります




ストック部は分厚いゴム製のパッドが付いていて、L22A2のコンパクトさも相まって、肩付け状態であれば片手撃ちも難なく行えます。
個人的には、構えに移行する時に服に引っ掛かる感じがあってあんまり好きじゃありません




フロント部です

ここだけは剛性に不安が残ります
なぜならこのフロント部分がインナーバレルによって保持する構造になっているのでぶつけたりしたら結構危うい気がします。ちなみにインナーバレルのカットも出来ません。

アンダーと右側面の2か所にレイルが付きます




右側面には欧州の軍隊らしくPEQじゃなくLLM01を付けましょう




外します!
ネジ一本外せば外れます。




観て分かる通り、アウターバレルなんて無かった…




ここにバッテリーを入れる構造になってますが、フロントから入れると、コネクター接続の関係で小さいバッテリーしか入りませんが、一回テイクダウンをするとミニバッテリーが収納できます。




という訳でテイクダウン

ピンを一本外すだけで上下レシーバーが分割できます。恐ろしい整備性です




そしてこのようにインナーバレル上方にミニバッテリーが入ります(写真は配線工事後の写真なので箱だし時とは異なります)




問題のメカボが現れます...

次回はセミオートを撃てるようにメカボや電装系に手を加えていきたいと思います。




  
タグ :L85A2L22A2

Posted by MAF at 22:15Comments(0)G&G L22A2